労働審判の答弁書で会社側の主張はどのようにすれば良いですか?

 

 
これは難しいご質問です。労働者側の主張にも依りますので一概には言えません。

答弁書では会社側の主張をするとともに、申立書の認否をします。
申立書に記載された労働者側の主張についてどうしても認められない事実については「否認する」と認否します。
これら「否認する」とした事実について裁判所は「否認するのであれば会社側はどんな事実を知っているのか」という点に興味を持ちます。
そこで、A、B、Cという事実を否認したのであれば、それに対抗するE、D、Fという事実を主張することになるのです。

そしてここが難しいのですが、E、D、Fという事実を羅列するのではなく、全体で一つのストーリーにするように文章を作り上げます。
労働者側は申立書で労働者なりのストーリーを作り上げています。会社側はそのストーリーがおかしいと労働審判員会に思わせないといけません。会社側の主張を読み終えた読み手に「なるほど、会社側の主張がもっともだ。」と思ってもらうのです。

やや抽象的になりましたが、以上の点を踏まえて会社側の主張を構成してください。
 

 
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