元従業員から労働審判手続きを申し立てられました。その元従業員は攻撃的な性格ですぐにかっとなります。労働審判手続期日で顔を合わせるのが怖いのですが何とかなりませんか?

 

 
そういう人は怖いですよね。

ご質問の場合には、裁判所の外で代理人弁護士と待ち合わせをして2人きりで顔を合わせないようにしましょう。
そもそも裁判所の中で顔を合わせたからといって攻撃的な言動に出るということはないと思いますが、傍に弁護士が就いていればより安心です。裁判所には警備員が配置されていてセキュリティはしっかりしているので、万が一のことがあれば警備員を呼び出すことで身を守れます。

労働審判手続き期日では同じ部屋にいなければなりませんが、東京地方裁判所では向かい合った席に座ることはないので目を合わせることにはなりません。
また、そこでも弁護士が傍にいますので何も心配することはありません。
もし、労働審判手続き期日において労働審判委員会の前でも攻撃的な言動を繰り返すならば労働審判委員会の労働者側に対する印象は最悪なものになり、それは会社側にとって有利な展開です。

顔を合わせるのが怖いからと言って労働審判手続き期日を欠席してしまうと、例え答弁書を提出したとしても労働者側の主張がすべて認められてしまう可能性が高くなりますので、必ず出席してください。
 

 
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前の回答 退職した元従業員から労働審判手続きを申し立てられました。裁判所から「元従業員(申立人)の妻を同席させても良いか。」と照会がありました。同席する意味が分からないので断っても良いですか?どうもその妻が元従業員をけしかけているようにも思います。
次の回答 第1回労働審判手続期日の前に、申立人(労働者側)が労働審判手続きの申立てを取り下げるということはありますか? 申立書の根拠が薄く答弁書で反論すれば争うのが無駄だとはっきりしそうなのですが。

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