労働審判手続きが始まります。社内の関係者が10人ほどいてそれぞれ重要です。手続きに連れて行っても良いですか?

 

 
労働審判手続きにおいて会社側が連れていける人数に法的な制限はないのですが、直感的に言って10人は多いです。

事案にも依りますがその10人の中にも重要度に差があると思います。事前にその重要度をランク付けしておきましょう。
受付に行って出席簿に記入する際に担当者に「今日は10人の関係者を連れてきました。部屋に入れても良いですか?」と尋ねてください。
恐らく「10人は多いな」という顔をすると思います。その担当者はまず労働審判官(裁判官)に聞きに行くと思います。そして労働審判官は、申立人(労働者側)が良いなら良いと言うか、例えば5人までなど制限するでしょう。

あくまでも私の経験ですが5人連れて行って全員部屋に入れたことがあります。
そのときも申立人さえ良ければ、ということでしたが申立人の代理人弁護士がオッケーを出したので入室できました。

ご注意頂きたいのは10人連れて行って当日に5人までと制限された結果、部屋に入れなかった5人の主張ができなかった、ということのないようにしてください。
これを避けるには予め書面で関係者全員が言いたいことを主張しておくか、関係者名義の陳述書を提出しておくことです。
 

 
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