残業代の時効が3年になったと聞きましたが、すべての残業代の時効が3年になったのですか?

 

 
いえ、違います。
残業代の時効が3年になったのは2020年4月1日です。この日以降の残業代の時効が3年とされ、それまでの残業代はこれまでどおり2年です。

そうするとこの3年と2年の違いが出るのは、2022年4月1日となります。これまでの2年の時効だと2020年4月1日に発生した残業代は2022年4月1日に消滅しますが、3年の時効の扱いになりますので消滅するのが2023年4月1日となってしまいます。

これからは残業代の時効が2年から3年となり金額がこれまでの1.5倍となります。会社にとっては大変な負担増ですので、紛争が起こる前に対策をきちんととっておいてください。
 

 
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