地位確認請求とは何ですか?解雇無効確認とは違うのですか?
同じです。
労働者側からすると解雇されたことに不満を持っているので解雇が無効だと主張することになり、それにより解雇無効の確認と言う方が一般的には分かりやすいのです。
しかし、民事訴訟の原則として裁判所で何らかの確認をするということで紛争を解決できなければなりません。
解雇が無効ということだけでは次にどうなるのかが確定しません。労働者側も解雇が無効だと確認してもらうこと自体が目的ではなく、復職することが目的です(実際は復職することは少ないのですが建前としてはこうなります。)。そうするとその目的を表すには解雇無効を確認するよりも、(労働者としての)地位を確認するべきと解されています。
こうした理屈は裁判所や弁護士が理解しておけばよく会社側が理解する必要はないので、解雇無効確認と地位確認は同じだと覚えておけば十分です。
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