労働者性とは何ですか?
労働基準法・労働契約法が適用される労働者としての実態です。
労働紛争には解雇、残業代など様々ありますが、労働者性が肯定されて初めて労働者としての権利を主張することができます。
それだけに会社としては、労働者性が争える事案であれば精一杯争う価値があります。
労働者とは、会社の指揮命令下に置かれて業務をする者です。
会社の指揮命令下に置かれているかどうかの基準はおよそ次のとおりです。
・仕事の依頼、業務従事の指示に対して断る自由があるか。
・業務遂行について指揮命令がないか。
・開始時間、終了時間の裁量があるか。
・その会社の専属でないか。
これらの基準を基に労働者性を判断します。
労働者性が肯定されるということは雇用契約が成立しています。
労働者性が争われるパターンは次のようなものがあります。
・業務委託か雇用か
・請負か雇用か
・委任か雇用か
・準委任か雇用か
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